いったいどんなところ?話題の『みんとしょかたる』さんをご紹介!
JR羽犬塚駅のすぐそばにある、とある場所。
密かに人気を集めているのをご存知でしょうか?
今回は筆者イチオシ!ぜひとも多くの方に知って、そして気軽に訪れてほしい
『みんとしょかたる』さんをご紹介します!
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まずは、そのユニークな名前。
どんな意味が?と気になります。
この場所は、簡単にいうと民設民営の図書館。
公設の図書館とは異なり、本棚オーナーが棚の枠を借りて本を並べ、読みたい人が借りていく。
その本を通じて自然と人が集い交流し、ひととまちがつながっていく場所にしたい、と名付けられました。
みんなで、としょかんに集い、かたる。
「かたる」には、「語る」だけでなく、筑後弁の「参加する」という意味も込められているんです。なんだか粋ですね。
そして、4月初旬。
代表理事で図書館の館長でもいらっしゃる牛島さんに、取材をさせていただきました。
みんとしょかたるは、図書館としてだけでなく
さまざまな事情で学校に通うのが難しい子どもや保護者のための場所、としても開かれています。
牛島さんにどんな想いでオープンされたのか伺いました。

笑顔がステキです
スクールソーシャルワーカーでもいらっしゃる牛島さんは、
もともとはサザンクス筑後の一室で、定期的に子どもが集まれる場を設けていたそう。
ですが、もっと気軽にいつでも集まれる場所がないかと探していたところ、この場所と巡り合えたそうです。

羽犬塚駅のすぐそば、MEIJIKANの1階にあります。
学校には行けないけど、だからといってずっと家にいるのも息が詰まりますよね💦
ここは、そんな事情を抱えた子どもや保護者が平日に過ごすことができる場所になっています。
本を読みながら一人で過ごしてもいいし、たまたま出会った誰かと一緒に話したり遊んだりしてもいい。
もちろん勉強も集中して取り組めます。
図書館だけど、おしゃべりや飲食OK。お弁当も持参OK。
子ども向けの絵本や漫画、ボードゲームも充実しています。
wi-fiも完備されていて、インターネットで調べものをしたり、息抜きにちょっとゲーム、もできちゃいます(^^)

フリードリンクコーナーでホッと一息☕

個人的に好きなボードゲームコーナー♪種類も豊富👀

畳スペースでゆったりくつろぐこともできます^^
春は、環境ががらっと変わる時期。
不安を抱えてしまったり、学校になじめなかったり、ということがあるかも・・・。
こういう場所がある、ということを心のお守りとして知っておくといいかもしれませんね。
牛島さんは取材の中で、2025年は学習支援にも力を入れていきたいと仰られていました。
学校に通うのが難しいと、どうしても気になる学習面。
学校など、各方面と連携を取りながら進めていらっしゃるそうです。
また、子どもたちの体験活動にも注力されています。
地域や企業と連携して企業訪問や就業体験の機会を設けられたら
子どもたちにとってすごくいい経験になるんです、
それで企業新聞とか作ったら面白いんですよね~!とも。
(筆者)企業訪問で、子どもたちに質問されたら正直に答えないといけないですよね?💦
(牛島さん)そうそう、結構するどい質問するんですよ~
という話で盛り上がりました。
みんとしょかたるさんは、3月31日で1周年。
月に200~300人が利用しており、そのうちの7~8割が小学生だそうです。
夏休みなど長期休み中は普段より利用者が多く、
3月末に開かれた「かたるフェス」イベントにはたくさんの人が訪れたそう!
無料法律相談や絵本の読み聞かせ、レジン製作やけしごむハンコのワークショップ、温灸講座などなど、
じつに幅広い、気軽に参加できるイベントも随時開催されています。
伺った日は春休みだったので、利用者は少ないかな?と思っていましたが
女子小学生グループ4人が、しっかり勉強に励んでいました。なんて偉いの!✨
さて、ここまでのお話で、行ってみたい!と思われた方、たくさんいらっしゃることでしょう。
開館中は、子どもだけでなく、赤ちゃんから大人までどなたでも利用が可能です。
休館日は不定休なので、事前にHPの開館日カレンダーのチェックをオススメします。
月に500円の会費(登録料)で、1回につき3冊まで本が借りられます。
子どもや学生、本棚オーナーは会費が無料なのがありがたいですね。
取材に伺った日、筆者もたまには本を読もう!とウロウロするも、
本棚オーナー選りすぐりのさまざまな本が並び、とにかく迷う💦💦

昔ハマった漫画があったり

気になるタイトルの本がたくさん

つい手にとってみたくなります
たくさんある中から、絵本を1冊、お料理本を1冊、以前から気になっていた小説を1冊、借りてみました。
小説を開いてみると中にはしおりが。

どんな人が読んでいたんだろう
公設の図書館では味わえない(貸出し時や返却時に必ずパラパラとチェックされるので)
本を通じた人と人のつながりが感じられ、なんかいいな、と思ったのでした。
暇を見つけてはゆっくり読む時間。
こんな時代だからこそ、活字に触れる機会もいいなぁと思います。

ときどき猫もいます
本を貸したり借りたりしながら、サポーターとして子どもたちの学びも応援できる場所。
現在も本棚オーナーやサポーターを募集されています。
さまざまな応援プランがありますので、詳しくは下記のHPをご覧くださいね。
ワークショップやイベントはインスタグラムをチェック♪
まずは一度、ふらっと訪れてみませんか?
きっと面白い発見がありますよ!