株式会社三松さんのイベント「モノづくりDX」に行ってみた!
6月3日(土)梅雨の晴れ間。筑紫野市にて現在新工場建設中の三松様が、新工場の落成前に、既存工場見学・セミナーを開催されるということで、好奇心に沸き立つ取材班3名で張り切って伺ってきました。イベント告知のご案内からすでに気鋭な空気。また他社さんのお取組みを見せていただくとは貴重な時間です。
まずは手始めに三松様基本情報はこちらから…https://www.sanmatsu.com/
三松様は、葉たばこ乾燥機械部品の製造と組立をルーツに金属加工分野(シートメタル)で事業展開され、現在では半導体等の電子部品の金属パーツだけでなく、コインパーキング装置・建築部品・通信用基地局・医療器械に市場拡大を図られ、そしてこの度ロボットのSIer(※読み:エスアイアー/意味:System Integrator…システム開発を請け負う企業)としてFA(Factory Automation:工場の自動化)装置開発増強の為に今回の新工場建設となったそうです。今の時代に必要なサービス機器の設計・加工・組立ですね。その中の一番のキーワードが『小ロット製造代行サービス』。三松様では、工場内で一貫して作業を進めることができることを強味に、他社にない柔軟で自由度の高いサービスが時代を捉えてあるのがわかります。近未来の響きです。
また、昨今全産業に寄り来るDX転換の波。三松様では『長期熟成型DX』と言われましたが、1997年から進めてきた25年にわたる取り組みの賜物を今実際に事業として活用できているそうです。1997年といったら、Windows95が発表されたその直後ですよね。やっと社会と個人が画期的なパーソナルコンピューターになじみ始めたその矢先です。ポケベルにPHSなあの頃、PC通信は有線でしたし、時間もかかっていました。『デジタルは一日にしてならず』というお言葉にも、先見の眼差しを持ち続けることが大事だと伺えます。
セミナーのなかで『経験と勘をデジタル化・Iot化』していくことの意義について、田名部社長様より直々にプレゼンがありました。数値化・データ化・見える化を進めながら、PDCA(Plan-Do-Check-Action)を織り交ぜ、結果的に生産性と社員士気の向上につながる三松様のモデル。我々建設業といえば、経験と勘で受け継がれる代表格のような業界ですが、機を捉え転換を上手に図る第一歩を踏み出せるかどうか。まさに我々にもぴりりと響きました。
既存工場内もぐるりと見学をさせていただき、随所で様々な創意工夫を感じながら、社員さんの心ある対応と三松様スピリットの浸透具合に静かに感銘を受けて帰路に着きました。
本当にこんな簡単なblogではもったいない、伝え足りない、見事なBIGイベントでした。初日の人出は1,100人超えだったそう。企画から実施までの諸準備、本当にその大変さは計り知れません。
一方、新工場のわが社工事部隊は竣工までのラストスパートを頑張っています。ベテラン所長とフットワーク機敏な若者2名。三松様の新たな事業の期待を担う新工場ですよ。気を引き締め、最後まで安全に工事を進めさせていただきます。三松様、有難い機会を頂き誠に有難うございました。竣工・お引渡しまで、今しばらくお待ちください。
メディア広報企画課