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【ちょっと一服。】命を守るために。

今回のちょっと一服。

おともはこちら。

寝室の天井

二階廊下の天井

これな~んだ⁉

これ。みなさんのお宅にはきちんと設置されていますか?

平成23年6月からすべての住宅に設置が義務化されている「住宅用火災警報器」です。

新築住宅に対しては平成18年6月から義務化になっていますので

それ以降に新築されたお宅には必ず設置されているはずの装置です。

 

とある災害予防啓発セミナーに参加してきた際に勉強してきた内容も含め

みなさんへの周知活動として書き記します。

 

住宅用火災警報器は我々にはあまりに身近で、新築住宅建設の際には必ず設置するのですが。

それがなぜ義務化に至ったのか。

その辺りを詳しく解説していきたいと思います!

(※消防庁発表の令和元年中の発生火災についての資料を基にしています。)

 

みなさんはご存じでしょうか?

火災で亡くなる方の8割は建物火災が原因となっています。

(その他の2割の内の大部分を、「放火自殺者、放火自殺の巻き添えとなった者

及び放火殺人による死者」が占めているという事実にも驚愕しました…)

その内の8割が、なんと住宅(一般・共同・併用)で亡くなっているそうなのです。

 

ここまででお分かりの通り、住宅というみんなの安心できる場所での悲劇が

多いということで、義務化のきっかけとなりました。

 

その死者数の内、65歳以上が7割を占め、原因の半数は「逃げ遅れ」、

時間帯は「0時から6時」に多く発生しているとのこと。

火災発生から初期消火に対応出来るのは約3分が限界と言われています。

木造住宅ですと最盛期まで約7分。

その時には火の手によって逃げることも困難になります。

消火出来ないと思ったらすぐ逃げる。

もしその時に少しでも思い出すことが出来るならば

燃えている部屋のドアを閉めて空気を断つことも有効だそう。

睡眠時に火災が発生。気付かず、判断と行動の遅れにより逃げ遅れる。

まずは早期に火災に気付くことが大切になるのです!

 

そこで大切になるのが「住宅用火災警報器」の設置。

基本的には寝室と寝室がある階の階段上部(1階の階段は除く)に設置が必要とされています。

警報器にも煙式や熱式などの種類がありますが、火災箇所から距離がある場合に煙式の方が

早く感知することが出来ることもあり、筑後市では煙式の設置を条例で定められています。

意外にも設置義務箇所でないキッチンですが、設置する場合は熱式でも可とされています。

 

取り付ける位置も煙の性質などを考慮して細かに定められています。

ホームセンターなどで購入されご自分で設置される際には、

消防庁のホームページなどを参考にされてみてくださいね!

 

火災警報器を設置していたおかげで事なきを得た事例として、

警報器の音に近所の方が気付き、119番通報されたというようなこともあったそう。

この大事な装置。電池式が多いです。

火災の際に鳴らなければ意味がない!

定期的に点検を行いましょう。

ヒモが付いているタイプは正常な場合、引っ張ると警報音が鳴るか「火事です」などと反応します。

ボタンを押すタイプもあります。

止める際はもう一度ヒモを引くかボタンを押すなどメーカーや機種によって異なりますので、説明書でご確認ください。

大きな音がしますので、点検の時間帯はご注意くださいね!

設置して10年が本体交換目安と言われています。

ご自宅の警報器の整備はしっかりと!

 

さてさて、住宅火災の発火源別死者数で多いのはコンロよりも、【たばこ】や【たき火】、

【電気製品】に【電気ストーブ】という統計があります。

寝たばこなんてもってのほか!

他の原因を見ても「不注意」というのが見え隠れします。

一番大事なのは、火災を起こさないこと!

一人一人の心がけが、大切な家を命を守ることを忘れずに、過ごしていきましょう。

 

本日は住宅と火災の関係のお話でした。

 

ではまた来週。

 

 

メディア広報企画課

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