【ちょっと一服。】内側を知ってみよう!
【ちょっと一服。】はじめました!
ブログのシリーズ化第一弾。
疑問に思った日頃の?を解説するコーナーです。
建築に関することに留まらず、気になる事柄について調査&アウトプット実施。
自己満足ギリギリの内容でお送りします。
どうぞあたたかい目で、お茶のおともにどうぞ!
どこの業界も「業界用語」というものがありますよね。
一つの業界に長く居れば居るほど使用するのが当たり前になり、通用するのが当たり前な言葉。
ついついお客様とお話する際に使ってしまい「?顔」をされてしまうこともあります。
これはどんな業界でもあるあるなお話ですよね。
新入社員からの質問で、この言葉もか~と認識する場合もあります。
「斫り」って何ですか?何と打ったら変換できますか?
確かに、まず読めないよな。
こちらは「ハツリ」と読みます。
コンクリートの土間などの要らない部分を取り除くために壊したり、形を整えたりすることですね。
だいたい斫り機などを使って手作業で行われます。
あとは「涙目」なんかもそうですね。
読み方はそのまま「ナミダメ」ですが、うるうるな目のことじゃないですよ?
扉が開く先の扉や取っ手が当たる部分の壁や家具などに付ける、樹脂性の小さな緩衝材のことです。
「なんだコレ?」と剥がしたくなりそうですが、大事な壁や扉などを守るためのクッション。
付けたままにしておいてくださいね。
と、建築業界にも色んな業界用語があり、ちょっと物騒な呼び名の物もあったりしますが、日々勉強中。
今日は以前のブログ「メディア広報企画課って何してるの?」で
新入社員が部長に教わって「なるほど!」と話題に上がっていた
「土間コンクリートとスラブの違いについて」を簡単に取り上げてみましょう。
まず、この言葉自体みなさんには耳馴染みが無いかもしれませんね。
「土間コンクリート」という言葉は、駐車場など外構計画でちらほら耳にされているかもしれません。
とっても簡単に言えば「コンクリートで出来た床」なのですが、見た目では分からない違いがあります。
ここまでで興味の持てない方はスルーしていただいてもかまいませんが、
少しでも興味を持っていただいた方は先へお進みください。
我々メディア広報企画課ではリクルートにも力を入れていきたい!
建築は奥が深いよ!面白いよ!という部分も発信していければと思い、
マニアックな所にも踏み込んで自己満足していきたいと思います!
ではでは本題。
今回のお話では、地面と接する建物の一番下のコンクリート床部分について例をあげてみます。
土間コンクリートは「コンクリート自体でなくその下に接する地盤で自重や積載荷重を支える」
スラブは「梁や柱に支えられ、それらと一体になりコンクリート自体が構造体として自重や積載荷重を支えることができる」
ということは、地盤で支えられないスラブの方がコンクリート自体の強度を上げる必要があるということになります。
下の地盤の強度によってもどちらの工法を選択するのかという検討が必要になってきますね。
地盤が強ければ支えてくれるので土間コンクリートでもOK。
地盤が弱ければスラブにして自身で支えられるようにするか、
もしくは下の地盤自体を強くするための地盤補強工事を行うか。
設計の段階から施工方法が検討されます。
かかるコストも検討材料の一つになるでしょう。
では、コンクリート自体を強くするとはどういうことなのか。
コンクリートの施工には配筋要領と呼ばれる指示書のようなものがあります。
配筋と呼ばれるコンクリートの中にある骨部分の太さや本数などの指示を受けることになります。
配筋の太さを太くしたり、入れる間隔を狭くしたり、コンクリートの厚みを厚くしたり。
荷重やスラブの大きさに応じて配筋を検討、決定していかなければなりません。
とまぁこんな感じで、ブログを書きながらドツボにはまり、
上手く伝えられないもどかしさに反省中です…。
気になった方は、きっと建設業への興味があるとみました。
ぜひご自身でも調べてみてください!
その一歩が新たな道を拓いてくれるかも?
コンクリートが打たれてしまえば、見た目にはどちらか区別がつかなくなってしまう両者。
こういった出来上がりのものだけでは分からない内側の部分って面白いし、重要です!
ちょこちょこお知らせしていきたいです!
P.S.
社員のみなさま。
表現や内容に間違いや誤解を招くようなところなどありましたら、ご指摘お待ちしております。
ではまた来週。
メディア広報企画課