ありえんに乗ってどこに行こう!
来る11月12日(土)めでたく有明海沿岸道路(わが社での通称:有沿⦅ありえん⦆)の伸長部分(福岡県大川市大野島〜佐賀県佐賀市諸富町)の開通式があります。とうとう佐賀と福岡が有明海沿岸道路でつながります。
※そもそも有明海沿岸道路って?➡詳しくはこちら(国交省リンク)http://www.qsr.mlit.go.jp/arien/jigyou/jigyougaiyou/jigyougaiyou.html
有明海沿岸道路。福岡県下でもなかなかご縁のないエリアも多いと思いますが、わが社では有明海沿岸道路に関して、下部工や床版工などの施工実績に加えて、現在は維持工事を請け負っており、日々の道路維持管理業務に努めております。
11月1日、この開通を控えたすべすべの高架道にて、大地震が発生した際の防災・救助訓練が行われました。実際の前線部隊である道路維持施工部隊がふるって参加。開通前のすべすべの道路でセレモニーということで、取材班も新高架道路めがけて突入いたしました。
大地震が発生すると、道路の地割れや段差が発生する、また車両が動かなくなり障害物となる。そんな事態が想定されます。このとき、道路啓開(どうろけいかい)と言って、緊急車両通行の為、早急に瓦礫等の処理をして段差解消を行い、救援ルートを確保する一連の動きが必須となります。なので、こちらの一連の訓練から始まりました。
通行止めと遮断機操作→交通規制→車両移動→段差解消
どれもひとつひとつ、公の道で行うには慣れていないと二次的災害につながってしまいます。道路維持管理施工部隊、みな真剣に取り組んでいます。
続いて実際の要救助者救出を想定した訓練がなされ、警察車両・消防車・救急車が登場。それぞれが有事の際に担う役割分担の再確認がなされました。
目の前で緊急車両がサイレンを鳴らして登場し、実地さながらの救出シーン。まるで報道映像を見ているかような臨場感を味わいました。今回の参加機関は筑後警察署・佐賀南警察署・久留米広域消防本部・佐賀広域消防局・大川市・佐賀市・有明海沿岸国道事務所の7機関。実際に道路は県をまたいでいますので、訓練自体も県境と行政組織をまたぐ大訓練でした。有事の際、こうした迅速かつ有機的な連携プレーが功を奏する。実体として痛感できるいい経験となりました。
今週土曜日に有明海沿岸道路は開通します。走行はもちろん無料。さあ、ありえんに乗ってどこに行こう。是非すべすべのアスファルトの爽快感を感じてください。余談ですが、高架道からの見晴らしが良好なので、くれぐれもよそ見運転にはお気をつけて。
有明海沿岸道路。まだまだ今後も伸びていきます。私が生きている間にどこまで開通するのかな。楽しみです。
では、また。
メディア広報企画課