八女福島のまちづくり
6月中旬。梅雨に入りました。田んぼでは徐々に田植えも始まり、涼しい・暑い、ときどきひんやり。色々な体感温度を味わう季節です。雨の湿度・蛙の鳴き声・水を張った田と空の夕景の美しさ。これぞ梅雨です。昔は梅雨が嫌でしたけど、年を重ねるうちにその良さを感じます。
さて少し前ですが、わが社で所属する団体「福岡県建築士事務所協会」主催のイベントで、わが社拠点の筑後市隣り町、八女福島白壁のまちなみを散策いたしました。日頃からちょくちょくお邪魔するエリアですが、いつも車で通り過ぎるだけ。今回、講師に30年間まちづくりに関わる八女福島町並み保存会の北島力さんを迎え、まちづくりの実話も聞けるとのこと。会社から総勢3名、期待して臨みました。
- 講話
歩けば新しい店がいつも見つかる八女福島の持続するまちづくり。具体的な歴史と実績、公民協働で推し進めてきた経緯などを聞くことが出来ました。現在もいろいろなプロジェクトで新しい担い手による魅力的なまちづくりが進んでいるようです。公民共働、その積み重ねてこられた30年の努力はなかなか一筋縄ではいかないと思います。北島さんの様、公私でまちづくりを追いかける熱い有志方々の賜物だと感じます。
- ランチ
場所は変わってランチです。わが社で施工をした「HOTEL NIPPONIA 八女商家町」にて、ご覧のよう手の込んだ美しいランチ。参加の皆様にも満喫していただけたのではないでしょうか。落ち着いた雰囲気と気遣いのあるサービス。みなさまも是非。
https://www.yame-fukushimastay.com/
- 散策
「伝統建築技術の継承」と「空き町屋の再生活用」この2本を活動の目標に掲げる北島さんたちによる誘導のもと、散策を開始。
歩けばすぐに商店の並ぶ町並みです。実績(店舗など)と実際に今施工中の現場もしっかり見学させてもらえました。趣のある室内、土間や中庭を活かした動線。商売にはもってこいですね。そもそもの家のつくりや考え方が現代の一般住宅とは異なる異空間ですが不思議と落ち着きます。旧さのなかの新しさです。
普段車で通らないような奥まった路地は歩くと楽しい。古い邸宅が立ち並び、そこにあるレトロな景観が楽しい。
また其処ここにトイレ完備の立ち寄り場があり、見てよし、休んでよし。こころの広いホスピタリティあふれる八女福島です。参加者の方々は福岡エリア全域からも参加でしたが、八女は初めてという方も多く、とても良かったと好評を得ておりました。北島さんをはじめNPOの皆様、一日お世話になり有難うございました。
八女福島の方々は観光と上手に向き合われていました。下校中の小学生も、まちゆく人々も、笑顔で挨拶してくださいます。この町並みが生み出す副次的な効果なのでしょう。今後も八女福島のまちづくりは進化していきそうです。THE隣町。今後も折に触れ、散策をしてみたいですね。
定点観測
まもなくセミさんの季節が到来です。セミの大合唱に備え、しっかり葉を繁らせないとですね。
梅雨の晴れ間。
余談ですが…
本日終業後にオーヤブ野球部の試合があります。広報部隊も応援に行きます。来週はそのご報告でも。
頑張れオーヤブ野球部!
お楽しみに。
メディア広報企画課