【おとなの社会科見学】比良松さまの巨大な冷蔵倉庫を見に行く!
ここは福岡県朝倉市。朝倉インターチェンジから数分の静かな場所に、ぴかぴかの大きな倉庫があります。
株式会社比良松様。
わが社で令和2年にお引渡しをした倉庫です。
施工事例にも掲載させていただいています。
この度1年点検のタイミングでチクゴニュースのお願いをしたところ、有難くご快諾をいただき、
早速取材という名で”おとなの社会科見学”に行ってきました。
そもそも取材・見学したかったのは何故か。
というのも、こちらの倉庫が冷蔵倉庫だからです。建物幅約121m×奥行30〜35m。なんと大きな冷蔵庫。
5室の冷蔵庫が連なっています。どんな使い勝手で、どんな温度設定で、どんな維持管理なのだろう。
施工はしたけどユーザーではない施工部隊ではたくさんのハテナが飛んでいます。
早速矢野社長にインタビューです。冷蔵倉庫にいたった経緯含め、いろいろとお話を伺ってきました。
比良松様のトラックは緑とオレンジのロゴ。街中でもよくお見掛けします。
実はこちらは以前のロゴマークです。
ロゴマークを昔のものに戻そうと若いスタッフの声があがり、こちらに変更しました。
実はこのマークは比良松の「比」を形どっているのですよ。
以前のロゴマーク↓
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新しいロゴマーク↓
確かに!もう「比」にしか見えなくなりました。
さて、冷蔵倉庫のご計画の経緯を教えてください。
地元の大きな産業として、青果の流通がかかせません。
特にわが社の地元朝倉エリアは「柿」が主力な青果です。
冷蔵柿というものをご存じかと思いますが、
市場として秋冬はその保管場所が必ず必要になってきます。
地元企業としてぜひ貢献したいという思いがありました。
ちょうど柿の収穫期ですね。温度はだいたい何度位で設定してあるのですか。
実際倉庫は冷蔵⇔常温と切り替えができるので、預かる荷物によって温度を変えています。
冷蔵の場合で0度前後ですね。冷蔵柿は主力商品ですので、温度管理で品質に問題が出るといけません。
入念な温度チェックの試運転を行い、今季本格的なお預かり開始としています。
温度管理が大変なんですね。
冷蔵倉庫の運営面で一番気を遣うのはその点です。
青果は温度が命ですからね。その他、柿が終わると白菜をたくさん預かる予定です。
白菜も市場としては、販売だけでなく加工食品もあります。
この冷蔵倉庫は生産地と青果市場・加工工場をつなぐ中継地といえばわかりやすいですね。
これからの鍋シーズンには白菜ですし、はたまた白菜漬けにキムチ。
まさに私たちの日々の食卓を担ってくださっていることがわかります。
ちなみにトラック輸送の範囲はだいたいどのぐらいですか。
わが社では九州一円(南は宮崎・鹿児島、北は山口まで)が主力な商圏で、
長距離よりも中距離が多いです。一回の往復でおよそ500〜600kmですね。
荷としては、野菜や果実、それから飲料などが中心です。
労働市場はいかがでしょうか。
わが社では30代からの人材が多く、むしろ若い人たちが来ない状況が続いて高齢化が進んでいます。
昨今は若い人が大型車にすぐには乗れない制度事情もありますし、
実際にしっかりと安全に運転をしてもらうのが我々も一番大事なことですから、
経験のある方に永く活躍してもらうことが何よりです。
雇用安定やスタッフ・ドライバーさんの士気を維持するための工夫はありますか。
いくら意見を出すようにと言っても、幹部には話しにくいことがたくさんあると思うのですが、
それではいけない。小班のリーダー制を採用し、チームで意見を出しやすく、
また仕事上の相談や悩みについて風通しの良い環境構築を図っています。
相談する先輩がいるだけで救われる。シンプルにとても重要な組織の在り方ですね。
またあわせて、目標もわかりやすくしています。
実務上の評価事項としては、安全運転が最たるものですが、
燃費の良し悪しなども評価につなげていますよ。
なんと見える化!たしかに御社では燃費は経費節減の骨子ですよね。
安全で、燃費効率よくやさしく運転をしてもらえば、評価につながる。
そんな優秀なドライバーには新しい車を担当してもらえるようにしています。
かっこいい車で、安全に、そして環境にも配慮。
運転スタッフにはそんなことを目標にしてもらえたら、と思っています。
安全はわが社でもほかに勝ることのない重要事項です。
走行中のトラックの後続車なのか、
「もっと早く走ってください!」というクレームの電話がかかってきたりします。
看板背負って運転していますからね。
そんなクレームいただいでも、安全一番で今後も進んでいかねばなりません。
矢野社長、貴重なお時間の中、我々の小さな疑問にわかりやすくご対応いただきありがとうございました。
それから総務スタッフさんで月2回の社内報を発行し続けているというトピック。
月2回…これはすごいことです。継続こそ力なり。
素晴らしき社内コミュニケーションツールになっていることかと。
僭越ながら私たち広報担当の仕事とも相通じる点を発見し、学ぶことが多いと切に感じました。
おとなの社会科見学。
10tトラックの運転席にも座らせていただきました。
倉庫の中にもご案内していだきました。
お話もたくさん伺えました。
訪問時に何名かのドライバーさんとすれ違いましたが、
大変気持ちよく笑顔でご挨拶を頂き、うれしかったです。
お客様の実際のお仕事を見せていただく機会に恵まれ、
施工のご縁を頂いた感謝の思いをさらにかみしめながら、
これからも地域の産業と私たちの食卓をつなぐ担い手として、
ご安全なご発展・ご活躍を期待しております。
これからのおいしい冷蔵柿のシーズンを待っています。ありがとうございました。
嗚呼まなびはいつも、いつまでも。次のおとなの社会科見学をお楽しみに★
メディア広報企画課
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- (本社)福岡県朝倉市須川2514
(倉庫)福岡県朝倉市烏集院660-17
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