【現場レポ】EPS工法を学ぶ。
こんにちは。
四月も半ばを過ぎ、少しずつ新年度のパキッとした空気から、
ほんのり角が取れたGW連休の空気に移り変わっています。
さて、本日はわが社の現場レポをお伝えします。
今回はわがYouTube撮影班が八女市矢部村の土木現場に潜入しました。
なにやら、面白そうなことを書いてますので、ぜひご一読ください👀
↓
本日は秘境矢部村へ。
EPS工法(発泡スチロール土木工法)と呼ばれる、発泡スチロールを土の代わりに用いて、ブロック状に積み重ねていく珍しい工法を見学に行きました。
本来は土を盛って補修していくところを代わりに発泡スチロールを用いることで、荷重を減らし地滑りを未然に防ぐことができるというメリットがあるそうです。
発泡スチロールひとつのブロックはかなりの大きさがありますが、大人二人で抱えて持ち運べるほどの軽さです。
道の形に合わせるために現場で直接発泡スチロールをカットし、敷き詰めていきます。
これも発泡スチロールが加工しやすいという特性を活かした工法ですね。
電熱線で切っていくのですが、電源スイッチは2人で同時に押す必要があるとのこと。安全対策。
しかし発泡スチロールは水に弱い側面もあるようで、そこを補ってあげるために排水の役割を果たす軽量砕石を横に詰めています。
写真の指さした先にあるグレーの石がそれです。
触ってみましたが、ザラザラしていてまさに水槽のフィルターに入れるような軽石と似ています。あとお菓子の落雁のよう。
中にパイプを通してあり、そこから雨水などを排水します。
写真中央の黒いものがパイプの先端です。
この発泡スチロールの上にアスファルトで舗装して道路の完成です。
工事完了後は今まで通り車も走る道になるのですが、地面の下に実は発泡スチロールが埋まっているとは驚きです。
お忙しい中、取材させていただいた現場監督Kさんありがとうございました。
土木現場もなかなか面白いです。また勉強しに行きたいと思いますので今後もよろしくお願いします!
動画編集が完了次第、大藪組YouTubeチャンネルにもUP予定です。
最後に恒例の定点観測。
今日は朝から春の小雨。肌寒い。
朝の体操時、萌え出でる緑の変化を眺めるのもまたいいものです。
では、また来週。
メディア広報企画課