『社長小川選!若者におすすめしたい本3冊』
こんにちは。
本日は本についての投稿です。
大藪組では『大藪文庫』といって、社員向けの書棚を設けております。一般書籍や、資格取得の本、建築基礎知識的ムックもずらりと並んでいます。会社で購入し、社員がいつでも閲覧できる本や、社員有志による寄付本で構成されています。ま、そんな自由な書棚です。階段下の大変地味な配置ですが、いつの間にか増えているので、わたくしも時々覗いては物色しています。
実はわが社の社長小川の趣味は読書。読書>ゴルフな人物です。せっかくですので、その幅を披露してもらいたく、新入社員を迎えた季節柄、若者に向けた社長による選書を依頼してみました。(つまり人の本棚見てみたいっ!)
『社長小川選・THE若者におすすめしたい本3冊』
以下、社長のエッセイと選書をお楽しみください!
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社長の小川です。
私、こう見えて趣味は読書です。夜寝る前には必ず読書。本屋にほっとかれたら一日中居れます。
小学校の小さな図書館の本はほとんど読破し、特にSF物やルパン、ホームズなどの推理小説にはまっていました。高校からは部活が中心でマンガとスポーツ選手の著書ばかりになっていましたが、就職して電車通勤の時間を利用して、司馬遼太郎などの歴史もの、ビジネス書などを読み漁りました。
今はこれらのジャンルを網羅した積読、乱読です。広告やメディアで誰かがこれ面白いと言ったのをメモって購入します。枕元には読んでない本が何十冊も列をなしています。勉強するぞ、知識を増やすぞ、と意気込まず、趣味、時間つぶし、目を疲れさせて睡眠導入のために読む今日この頃です。
趣味や習慣になってしまえば、こんなに安上がりでためになり時間をつぶせるものはありません。SNSや動画と違い、自分のペースのまま、我が目と指でページを繰っていけるのがいいと思います。
なので自分の好きな分野を好きなように読めばいいと思います。好きな行為は自然と積み重なり層となりいつのまにか血肉となっていきますが、人から無理に勧められたものはなかなかそうはいきませんから。
とは言え、おススメを提示せよとのお達しなので、3冊おススメを。
『坂の上の雲』司馬遼太郎 文庫本全8巻
いわずと知れた必読の歴史長編。明治維新から日露戦争への日本人の高揚と奮闘を、敵国ロシアの国内情勢も含めて描写しているので、現在のウクライナ(コサック騎兵の故郷)紛争を見るにも参考になる。読書が趣味というと、皆これを勧めてくる。上司や大先輩、得意先の偉い人。すでに7回くらい読んでいると答えるとその内容でひとしきり盛り上がり親密になったことが何度も。司馬氏はほかの『竜馬がいく』・『燃えよ剣』なども最高。
『生き方』稲盛和夫
京セラ、第二電電の創業、JALの再建など名経営者の著。しかしビジネス経営書ではなく、自分はなんのために生まれてきたのか、何を目的にいかに働き、どう死ぬか、を心に訴えかけ考えさせてくれる名著。もう宗教書やバイブルに近いため、信奉者も世に多い。気に入った方は『働き方』『心』へと進むべし。
『武装島田倉庫』椎名 誠
ビール、プロレス、釣りキャンプが大好きな作家。これらを書いたエッセイや『あやしい探検隊』シリーズ、『新橋烏森口青春篇』など自身の若いころや孫の事を書いた私小説群も魅力的だが、大好きなのがこの超常SFシリーズ。大戦争が起きた後の今とは違う世界を描いて、異能進化した生物や植物、謎の武装集団が登場するが一切説明はなく、いきなりその異世界に没入させられる。何の教訓も役に立つ人生訓も出てこないので安心して読んでみてほしい。ハマるぞ。ハマった人は『アド・バード』『海域』『砲艦銀鼠号』へと進め。書名ネーミングがいいよねえ。
いかがでしたでしょうか。小学生で図書室内読破するなんて、読書にも熱いラグビータックル感が感じられます。個人的にウクライナ紛争の参考になる「坂の上の雲」。歴史小説に縁遠く、今だ未読の傑作ですので、一度チャレンジしてみたいと思いました。(※若者ではありませんが…)
読書は本当に格安で価値のある娯楽だと思います。今後、また違うアプローチで選書ネタを展開していきます!!選書したい方の挙手をお待ちしております。
さて本日の定点観測
チューリップは役目を終え、次の花壇展開を待ちわびるのみ。
そして、ケヤキ!マーライオンのように、緑が噴出してきました!!
裏手の紫陽花も粛々と順番を守り、開花準備に入った模様です!!!
萌えよ、みどり!
では、また来週。
メディア広報企画課